No.88407
続き



レバンガ北海道の富永啓生選手をシックスマンとして起用する戦術は、「戦術として十分にアリであり、むしろチームの最大の武器になり得る」**と言えます。その理由は主に3つあります。

​第一に、「セカンドユニット(控え組)の時間帯における破壊力の最大化」です。富永選手の最大の武器は、ディープスリーをはじめとする爆発的な得点力です。スタメン同士の削り合いを経て、相手のディフェンス陣に疲労が見え始めたタイミングでフレッシュな彼が投入されることは、相手にとって悪夢でしかありません。一瞬で試合の流れをひっくり返すカンフル剤として、これ以上ない効果を発揮します。

​第二に、「プレースタイルの最適化と疲労・ファウルトラブルの軽減」です。ベンチから「コート上の絶対的なエース」として送り出すことで、周囲に気兼ねなく自由にボールを持ってアタックさせることができます。また、マークが激しくなりがちな彼をベンチスタートにすることで、前半の不要なファウルトラブルを防ぎ、最も高い強度が求められる試合終盤(クラッチタイム)に向けてエネルギーを温存させることも可能です。富永選手自身、日本代表でもベンチから流れを変える役割を熟知しているため、精神的なアジャストも問題ありません。

​一方で、懸念されるのは「ディフェンス面のバランス」です。トーステン・ロイブルHCが求める激しい守備システムにおいて、富永選手がコートに入った際に全体の守備強度が落ちるリスクがあります。そのため、この戦術を成功させるには、彼がプレーする時間帯に周囲をディフェンス力のある日本人選手や、ゴール下を死守できる外国籍選手で固めるという周囲のセットアップが必須条件となります。

しかし、セカンドユニットには、市場、松崎、ハーラーというディフェンス力のあるメンバーが出るため、むしろ富永を出しやすい状況にあります。
しかも高さのミスマッチを2番ポジションでは解消出来、得点力のある相手スタメンとのマッチアップを避けられるため、むしろ富永をシックスマンで起用することは十分利にかなっていると言えます。

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