W杯(25日開幕、日本など3カ国共催)を控える日本代表がニュージーランドに79―72で競り勝った。右太腿裏の故障で離脱していたBリーグMVPの河村勇輝(22=横浜BC)が5月21日のBリーグチャンピオンシップ琉球戦以来、約2カ月ぶりに実戦復帰。18分8秒出場で7得点に加え両チーム最多7アシストを記録し、ブランクを感じさせないプレーを見せた。4日もニュージーランドと対戦する。 会場が沸いた。第1Q残り1分3秒。17―25の8点を追う状況で河村がコートに立った。右太腿裏痛が癒え、約2カ月ぶりの復帰戦。第2Q残り9分38秒にスチールを決めてリズムに乗った。残り8分44秒には渡辺飛にノールックパスを通してアシスト。残り7分33秒にはシュートのこぼれ球を拾い、レイアップで初得点した。第4Q残り8分9秒にはゴール下に切れ込み渡辺飛のダンクをお膳立て。「ペイントアタックとディフェンスを意識したい」との言葉通りのプレーでチームに流れを引き寄せた。