裸足で205cmの身長にもかかわらず、ジャンプ力は低いものの、スピードとアジリティは比較的速い。彼の最大の強みは、3ポイントシュートが得意なセンターであることだ。大柄な体格ながら、シュートフォームとシュートタッチは非常に優れており、左利きという強みも持ち合わせている。現代のバスケットボールにおいて、3ポイントシュートが得意なセンターは、ガードのスペースを空けて突破できるため、高く評価される傾向がある。3ポイントシュートができるセンターが少ないKBLにおいて、キム・ミンウクは独自の価値を持っている。長身だが柔軟性があり、ボールハンドリング能力に優れているため、スペースがあればドリブル突破を試みることができる。走れる大柄な選手であるため、トランジションにも強みがある。

最大の欠点は守備だ。生まれつき体格が細く、フィジカルな戦闘力が弱く、慢性的な足底筋膜炎のリスクが高いため、長時間のプレーができない。そのため、相手のビッグマンとのフィジカルな戦いであっさりと負けてしまう場面をよく見かける。ボックスアウトに弱点があるため、身長とウイングスパンには明確な強みがあるが、それを十分に活かしきれていない。また、攻撃面では、チャンスを作ったり、自ら問題を解決する能力がないことが弱点だ。センターでありながら、身体能力が弱いためポストアップ能力がなく、フェイスアップを試みる姿は見にくい。ガード陣がチャンスを作った時のみ、アウトサイドシュートやゴール下のレシーブルートで攻撃することが多い。そのため、オフェンスで多くの役割を担うことは難しく、むしろシューターに近いプレーをする。しかし、アウトサイドシュートの精度にはばらつきがあり、スターティングレベルに躍り出るのは決して容易ではないのも事実だ。
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